はじめに:Excel経験者がスプレッドシートを知るべき理由
ビジネスの現場で「Excelは使えるけど、Googleスプレッドシートは使ったことがない」という方は意外と多いのではないでしょうか?
しかし、クラウド時代の今、Googleスプレッドシート(以下:スプレッドシート)は業務効率を飛躍的に高めるツールとして注目されています。
本記事では、Excelとの違いをわかりやすく解説しながら、スプレッドシートのビジネス活用術を初心者向けにご紹介します。
Googleスプレッドシートとは?
Googleスプレッドシートは、Googleが提供するクラウド型の表計算ソフトです。
Excelと同様に表計算や関数が使えるだけでなく、インターネットに接続していればどこでも利用できるのが大きな特徴です。
- ブラウザさえあればOK(インストール不要)
- 自動保存(Googleドライブと連携)
- 複数人で同時に編集・閲覧可能
Excelとスプレッドシートの5つの違い
項目 | Excel | スプレッドシート |
---|---|---|
保存 | 手動保存 | 自動保存(リアルタイム) |
同時編集 | 原則1人(共有は可能) | 複数人で同時編集可能 |
使用環境 | PCインストール必須 | ブラウザ/スマホOK |
ファイル管理 | ローカル保存が主 | クラウド管理(Googleドライブ) |
拡張性 | VBAやPower Queryに強み | Google Apps Scriptや外部API連携が簡単 |
🔍 ポイント:スプレッドシートは「共有・協業」に特化した設計がされています。
ビジネスで役立つスプレッドシートの使い方5選
① 社内共有ファイルとして使う
Googleドライブと連携しているため、フォルダ単位でチーム全員と共有可能。
アクセス権限も「閲覧のみ」「編集可」「コメントのみ」など柔軟に設定できます。
② プロジェクトの進捗管理表
複数人で進捗を入力 → リアルタイム反映&コメント機能で確認作業がスムーズ。
③ Googleフォームと連携して集計
フォームと連携することで、アンケートや社内報告を自動で一覧化できます。
④ スプレッドシート関数で自動化
IMPORTRANGE
:他のシートから自動でデータを取得GOOGLEFINANCE
:株価情報を自動取得QUERY
:データベースのような抽出が可能
⑤ Google Apps Scriptで業務自動化
繰り返しの作業やメール送信を自動化。業務効率化に大きく貢献します。
導入時の注意点とよくある質問
Q1. スプレッドシートのセキュリティは大丈夫?
→ Googleのセキュリティ基準により、高い安全性があります。社外共有にはアクセス制限やリンク制限を活用しましょう。
Q2. Excelファイルはそのまま使える?
→ スプレッドシートでExcelファイル(.xlsx)を開いて編集できます。保存時にGoogle形式に変換も可能。
Q3. オフラインでも使えるの?
→ Chrome拡張機能を使えばオフラインでも編集可能。ネット接続時に自動で同期されます。
まとめ:Excelユーザーこそスプレッドシートを使うべき
Excelに慣れている方こそ、スプレッドシートのシンプルさとクラウド連携の便利さに驚くはずです。
特に以下のようなシーンでは大活躍します。
- チームで1つのファイルを共有・同時編集したいとき
- 場所やデバイスを問わずファイルにアクセスしたいとき
- フォーム入力やデータ収集を自動化したいとき
無料で使える点も大きな魅力です。
まずは1つ、試しにGoogleスプレッドシートを使ってみてはいかがでしょうか?