Googleスプレッドシートで、こんなふうに思ったことはありませんか?
- 「今日の日付を入れた更新文を自動で表示したい」
- 「”6月27日時点の在庫一覧です” のような文を、毎日更新したい」
- 「セルに入力された日付を文に差し込んで、レポートを作りたい」
このようなニーズ、実務ではとてもよくあります。
そんなときに活躍するのが TEXT
関数と TODAY()
関数の組み合わせです。
この記事では、日付を文字列に埋め込む基本の書き方から、応用・注意点までを、実務で使える具体例を交えて解説します。
目次
基本の構文|TEXT関数で日付を文字列化する
日付を文章に差し込むには、まず TEXT
関数で日付を文字列として扱える形式に変換する必要があります。
=TEXT(日付, "表示形式")
たとえば、=TEXT(TODAY(), "yyyy/mm/dd")
とすると、
「2025/06/27」 のような形式で表示されます。

この結果を、&
記号を使って文とつなげることで「日付入りの文」が完成します!
基本例
="更新日:" & TEXT(TODAY(), "yyyy/mm/dd")

ポイント
TODAY()
は今日の日付を返します(毎日自動更新)TEXT
で見た目を整え、&
で文とつなげます
実務で使える日付の埋め込み例
①:「◯月◯日時点のデータです」と表示
=TEXT(TODAY(), "m月d日") & "時点のデータです"

②:セルに入力された日付を文に組み込む
A1セルに 2025/07/01
がある場合
="対象日:" & TEXT(A1, "yyyy年m月d日")

応用テクニック|日付を自由にずらしたり、月初・月末を出したり
昨日や明日の日付を使いたいとき
="昨日は" & TEXT(TODAY()-1, "yyyy年m月d日")

="明日は" & TEXT(TODAY()+1, "yyyy年m月d日")

今月の1日を表示
="今月の1日:" & TEXT(EOMONTH(TODAY(), -1) + 1, "yyyy/mm/dd")

月末を表示
="今月末:" & TEXT(EOMONTH(TODAY(), 0), "yyyy/mm/dd")

よく使う日付の表示形式一覧(TEXT関数用)
書式 | 表示結果の例 | 説明 |
---|---|---|
"yyyy/mm/dd" | 2025/06/24 | 年/月/日形式 |
"yyyy年m月d日" | 2025年6月24日 | 和文スタイル |
"m月d日" | 6月24日 | 月日だけ |
"yyyy-mm" | 2025-06 | 年月のみ |
"ddd" | Tue | 曜日(英語3文字) |
"aaaa" | 火曜日 | 曜日(日本語) |
まとめ|文字列+日付で、更新文やラベルが自動化できる!
文字列に日付を差し込むテクニックを覚えると、
- 更新日時を自動表示
- セルの日付に応じて文を生成
- 曜日や月末なども自動で切り替わる
といったことが手間なくできるようになります。
特に TEXT(TODAY(), "yyyy/mm/dd")
の使い方は、どんな業務でも役立ちます。
定型文・ラベル・報告書など、あらゆる文書に日付を埋め込んで自動化していきましょう!