「パソコンの電源が突然切れて、作業中のデータが消えた…」
「青い画面になって再起動されることが多い…」
このようなトラブルに悩まされている方へ向けて、Windowsパソコンでよくある電源トラブルの原因と、すぐにできる回避・復旧方法をやさしく解説します。
この記事はこんな方におすすめです
- 最近パソコンの挙動が不安定で困っている
- 電源が勝手に落ちる、ブルースクリーンになる
- 強制終了のやり方がわからない
- 対策方法を「なるべく自分で」「安全に」知りたい
よくある症状とその原因
まずは、どんなトラブルが起きているかを整理しましょう。
よくある症状 | 主な原因 |
---|---|
電源が突然落ちる | 電源管理の不具合、高温による強制停止 |
ブルースクリーンになる | ドライバやメモリ、OSの不具合 |
フリーズして動かない | ソフトウェアやストレージのトラブル |
電源ボタンを押しても反応がない | 電源ユニット、マザーボードの故障など |
これらは、設定の見直しや簡単な操作で改善できることが多いです。
✅まず試したい!トラブル回避の基本設定
高速スタートアップを無効にする【最重要】
Windowsの「高速スタートアップ」は、再起動を高速化する機能ですが、一部のパソコンでは不安定さの原因になります。

なぜかWindowsPCでは標準でチェックになっています。。。
▼設定手順(Windows10/11共通)
- PCの検索ボックスから「コントロールパネル」と検索し選択。


- システムとセキュリティを選択


- 「電源オプション」を選択


- 「電源ボタンの動作を選択する」を選択


- 「現在利用可能ではない設定を変更します」を選択


- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す


- 変更を保存して再起動
📌 ポイント
この設定変更だけで、「電源が勝手に落ちる問題が解消した」という声もよく聞きます。
Windows Update・ドライバ更新
パソコンの安定性に欠かせないのが定期的なアップデートです。
▼やることリスト
- 「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」


- デバイスマネージャーで主要ドライバ(グラフィック・チップセット)を右クリック→「ドライバーの更新」
古いドライバが原因でブルースクリーンになる例も多いです。
✅ハードウェアに関する注意点
熱暴走・ほこり・冷却不足
パソコン内部が高温になると、自動で電源が落ちてしまう仕組みがあります。
▼確認ポイント
- ファンが異常にうるさい
- PCの背面が熱い
- 排気口にホコリが溜まっている
💡 対策
- エアダスターで掃除
- ノートPCは冷却台を活用
- デスクトップPCはケースを開けてホコリを除去(感電注意)
メモリ・ストレージ・電源ユニットの劣化
ブルースクリーンの原因には、ハードディスクやメモリの故障もあります。
▼診断ツールを使ってみよう
- 【メモリ診断】
スタート→「Windows メモリ診断」→「今すぐ再起動してチェック」 - 【ストレージ診断】
PC Managerなどのフリーソフトで「健康状態」をチェック
✅フリーズしたときの「正しい強制終了方法」
パソコンが全く反応しないときは、電源ボタンを20秒以上長押しで強制終了ができます。
※5秒程度ではスリープになるだけの機種もあるため、20秒以上が確実
電源が切れた後は、10秒ほど待ってから再度電源ボタンを押すと安全に再起動できます。
✅それでも改善しないときの最終手段
- セーフモードで起動して、問題のあるアプリやドライバを削除
- システムの復元を試す
- 不具合のログ(イベントビューア)を確認する
- 専門業者に相談 or 修理依頼
📌 ブルースクリーンのエラーコード(例:0x0000007E)が表示されている場合は、それをメモして検索すると原因特定のヒントになります。
まとめ|まずはできることから、順番に。
パソコンの突然のシャットダウンやブルースクリーンは焦りますが、原因の多くは設定や環境の見直しで改善できます。
特に、
- ✅高速スタートアップの無効化
- ✅電源設定の見直し
- ✅Windowsとドライバの更新
この3点はまず試しておきたい対策です。
少しずつ試して、あなたのパソコンを安定して使える状態に戻しましょう。
💡困ったらこの記事をブックマーク
電源が落ちたあとで「さっき読んだ対策、どこにあったっけ?」とならないように、この記事をブックマークしておくと安心です。
必要に応じてパーツ交換やPCの買い替えも視野に入れて、無理せず安全第一でご対応くださいね。
🛡️免責事項
本記事の内容は、一般的なトラブル事例とその対処法をもとに執筆していますが、すべての環境・機種・状態において効果を保証するものではありません。
操作に不安がある場合や、データ損失・機器の故障につながる恐れがある場合は、無理せずパソコン専門業者やメーカーサポートへの相談をおすすめします。
また、記載の手順によって発生した損害・不具合については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。ご自身の判断と責任のもとで実施いただきますようお願いいたします。