アップセルとは? むずかしそうを3分でスッキリ解説

目次

アップセルってなに?

アップセルは、ひとことで言うと
「せっかくなら、こちらの少し良いほうはいかがですか?」
と紹介することです。

お客さまが見ている商品よりも、
ワンランク上のもの・より満足度の高いもの をすすめるイメージです。

こんな場面がアップセルです:

  • 標準モデルのスマホを見ているお客さまに、上位モデルを紹介する
  • コーヒーのSサイズを注文したお客さまに、Mサイズをすすめる
  • ネイルの単品メニューに来たお客さまに、セットメニューを案内する

「こちらのほうが、もっと快適になりますよ」
という“やさしいひと言”がアップセルです。

クロスセルとのちがい

よくセットで語られるのが「クロスセル」です。違いはとてもシンプル。

  • アップセル:より良い(上位・高価)ものをすすめる
  • クロスセル:別の商品・サービスを追加ですすめる

カメラを例にすると

  • アップセル → 上位モデルのカメラをすすめる
  • クロスセル → レンズ・SDカードを案内する

方向が違うだけで、どちらも自然な提案で売上アップにつながります。

小売・EC・サービス業での“アップセルあるある”

店舗なら

「こちらのモデルですと、バッテリーが長持ちして人気ですよ」
というように、より満足度の高いモデルを提案するのがアップセル。

ECサイトなら

商品ページに
「+3,000円でメモリ増量できます」
「上位モデルはレビューが高評価」
などと表示されるパターンです。

サロン・サービスなら

カットの予約を入れたお客さまに、
「カット+トリートメントのコースですと、仕上がりがより良くなりますよ」
と紹介するのがアップセル。

アップセルのいいところ

  • お客さまが“より満足できる選択”をしやすくなる
  • 客単価が自然に上がる
  • 売り込み感が少ない(提案が自然)
  • 小売・EC・サービスどこでも使える

無理に売るのではなく、
「こっちのほうがあなたにとって良いかもしれません」
という“ちょっとしたアドバイス”に近いのがポイントです。

うまくいくコツ

1. 上位モデルのメリットをわかりやすく

価格より「何が良くなるのか」をシンプルに伝えると伝わりやすいです。

2. お客さまの用途に合わせる

「動画をたくさん撮る方には、こちらのモデルがおすすめです」
と、相手の状況に合わせて案内するのが効果的。

3. タイミングが大事

選んでいる・比較している“まさに今”がいちばん伝わります。

気をつけたいこと

  • あまりに高額なものをすすめると「売り込み」に感じられる
  • お客さまの用途に合っていないと逆効果
  • 説明が難しいと、お客さまの負担になる
  • 選択肢を増やしすぎると迷わせてしまう

無理にすすめるより、“少しだけ背中を押す”くらいの温度感がちょうどいいです。

まとめ

アップセルは、
「こっちのほうがもっと快適になりますよ」
と、ワンランク上のものをやさしく提案する販売方法です。

  • お客さまの満足度が上がる
  • 客単価も自然に上がる
  • シンプルで取り入れやすい

まずは「このお客さまの用途なら、どのモデルがいちばん合うだろう?」
と考えるところから始めてみてください。

一歩先の提案が、お客さまの“選んで良かった”につながります。

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この記事を書いた人

1994年生まれ。福岡出身、福岡育ち、福岡在住。
エンジニアを数年経験し、現在は事業会社でデータ分析業務に従事しています。
好きな物:猫、ラーメン
取得資格:基本情報技術者、G検定、統計検定2級

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