目次
在庫回転率ってなに?
在庫回転率とは、
在庫がどれくらいのスピードで売れているか を表す数字です。
簡単にいうと、
「お店に置いている商品がどれくらい動いているか」 を確認する指標です。
在庫回転率には2つのやり方がある
実は、計算方法には 金額ベース と 数量ベース の2パターンがあります。
どちらが正しいというより、
見る目的によって使い分ける のが大事です。
➀金額ベースの在庫回転率
(お店全体の“お金の動き”を知りたいとき)
計算式
在庫回転率 = 売上原価 ÷ 平均在庫金額
かんたん計算例
- 売上原価:2,000,000円
- 平均在庫:500,000円
2,000,000 ÷ 500,000 = 4回
→「在庫が1年で4回入れ替わった」という意味です。
金額ベースが向いている場面
- 会社・お店全体の在庫の動きを知りたい
- キャッシュ(お金)の流れを改善したい
- 経営指標・報告で使いたい
在庫がお金に戻るスピードを見るときに便利。
➁数量ベースの在庫回転率
(特定の商品が“どのくらい売れたか”を細かく見たいとき)
計算式
在庫回転率 = 売れた数量 ÷ 平均在庫数量
かんたん計算例
- 売れた数量:300個
- 平均在庫:50個
300 ÷ 50 = 6回
→「この商品は1年で6回売り切った」という意味。
数量ベースが向いている場面
- 商品別の売れ行きをチェック
- 発注数を見直したい
- 棚のスペースを最適化したい
本当に売れている商品がどれかを見分けるのに役立ちます。
どっちを使えばいいの?
ざっくりまとめるとこうなります。
| 見たいこと | おすすめ |
|---|---|
| お店全体のお金の動き | 金額ベース |
| 商品ごとの売れ行き | 数量ベース |
両方使えると、在庫の“全体”と“細かい部分”が合わせて見えるようになります。
在庫回転率を上げるには?
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 売れない商品の見直し | 値下げ・セット販売・仕入れストップ |
| 発注量の調整 | 売れ行きに合わせて発注数を調整 |
| 売れ筋を切らさない | 人気商品の在庫切れ防止 |
| 売り場改善 | 目立つ場所に配置、POP作成など |
小売・サービス・ECどれでも使える改善ポイントです。
まとめ
在庫回転率は、
在庫がどれくらいのスピードで動いているか を知るための指標です。
- 店全体の動きを知りたい → 金額ベース
- 商品ごとの売れ行きを知りたい → 数量ベース
どちらも使えるようになると、
在庫管理や発注の判断がグッとしやすくなります♪

