Excelグラフのデータラベルで0を自動で非表示にする方法｜カスタム表示形式で簡単設定

Excelで売上や在庫のデータをグラフにするとき、データラベルに数字を表示することがよくあります。
でも、数値が「0」の場合、そのままラベルが表示されるとグラフがごちゃついてしまい、見づらくなることもありますよね。

たとえば、下のようにグラフに「0」が表示されていると、視覚的に散らばってしまい、見栄えが悪くなってしまいます。

特に複数の商品や月ごとの売上推移を示すグラフでは、0が目立つと資料全体の印象が下がってしまいます。

今回は、Excelの「データラベルの表示形式」を使って、関数を使わずに簡単に0のラベルを非表示にする方法をわかりやすく解説します。
実務で使いやすい家電の売上データを例に紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

家電の売上データを使った具体例

今回は2025年1月から7月までの家電売上件数のサンプルデータを使います。

このデータをもとにグラフを作成し、データラベルをつけると、「0」のラベルがそのまま表示されるため、グラフが視覚的に雑然としてしまいます。

0のラベルを消すための設定手順

1. グラフ内の表示されているデータラベルのうち、非表示にしたい系列（商品やカテゴリー）のラベルをクリックして選択します。 ※複数系列がある場合は、系列ごとに設定を繰り返してください。
2. 選択したデータラベルの上で右クリックし、「データラベルの書式設定」を開きます。
3. 書式設定のメニューで「表示形式」（または「ラベルのオプション」内の「表示形式」）を探します。
4. 「表示形式コード（T）」の入力欄に、以下の表示形式を入力します。

[>0]0;[<0]-0;""

5. 隣の「追加」を押して設定を確定すると、数値が「0」のデータラベルだけ非表示になります。

全系列に上記の設定をした状態が以下のグラフになります！「0」がなくてスッキリ！！

ポイント

• 1つの系列ごとに設定を行う必要があります。
  グラフ全体を一括で設定することはできないため、系列ごとに個別に設定してください。
• 表示形式の設定は数値の表示方法を細かく制御できるExcelの便利な機能です。

まとめ

• すでにグラフのデータラベルを表示しているなら、表示形式をカスタム設定するだけで0のラベルを簡単に消せる。
• 設定は系列単位で行う必要があるので順番に対応しよう。
• 0が消えるだけでグラフの見やすさがぐっとアップし、資料の印象もよくなる。