Excelで作業中、セルをクリックしても反応しない、カーソルがうまく合わずセルが選択できないといった現象に悩まされたことはありませんか?
しかも、

Excelを再起動すれば直るけど、毎回やるのは面倒…
という声もよく聞きます。
本記事では、再起動せずにセル選択が回復する裏技や、起こりやすい原因の傾向、根本的な予防法まで解説します。
目次
症状:クリックしてもセルが選べない、カーソルがズレる
以下のような挙動が該当します。
- セルをクリックしても選択状態にならない
- カーソルの位置と実際に反応するセルがズレている
- 選択範囲のドラッグができない
- 画面上でマウス操作が効かなくなるが、キーボード操作はできることもある
このような現象はExcelで時々発生する軽度の不具合で、特に長時間作業後や複数ファイルを開いているときに発生しやすい傾向があります。
一般的な対処法:Excelを再起動する
最も手っ取り早いのはExcelを一度閉じて再度開く方法です。
ただし、業務中に何度もこの現象が起きると、再起動のたびに作業が中断されてストレスになります。
正直やってられないですね💦
即効で回復させる方法(おすすめ)
対処法
筆者が実際に使っている即効性のある裏技をご紹介します。
- 選択したいセルの上で右クリック
- メニューから「コメントの挿入」をクリック


- 自動的にセルがアクティブになり選択可能になる
これだけでセル選択が回復し、通常どおり操作できるようになります。
※コメント挿入後は削除してもOK。
他にも試せる回復法
以下の操作でも、症状が回復することがあります。
方法 | 効果の有無 |
---|---|
Esc キーを押す | 処理中の操作をキャンセルできる場合あり |
任意のセルに F2 キーで編集モード | セルの選択状態が回復することがある |
他のブックに一度切り替えて戻る | 一時的に状態が初期化されることがある |
「ウィンドウ枠の固定」を解除してみる | 描画バグの解消に効果があることも |
なぜこの現象が起きるのか?
原因は特定しにくいですが、以下の要因が関係していると考えられます。
- 長時間Excelを起動している
- 表示倍率の変更(拡大/縮小)
- ウィンドウ枠の固定・分割
- GPUアクセラレーションとの相性
- マウスやタッチパッドのドライバとの不具合
複数の要素が絡むため、根本対処が難しい場合もあります。
まとめ:再起動せずに直すテクニックを知っておこう
方法 | 特徴 |
---|---|
コメントを挿入する | 即効性あり・高確率で回復 |
Esc や F2 で操作 | 軽い不具合なら回復することも |
Excel再起動 | 確実だが毎回は面倒 |
設定を見直す | 根本対策として有効 |
Excelのセルが選べない問題は、意外と多くの人が経験しています。
コメント挿入による復帰テクニックは覚えておくと、作業効率を落とさずに済む場面が増えるはずです。