毎日の業務で、連番を手入力したり、日付を1つずつ入れたりしていませんか?
Googleスプレッドシートには、そんな手間を一気に解決してくれる便利な関数「SEQUENCE関数
」があります。
この記事では、SEQUENCE関数の基本をさくっとおさらいしつつ、実務でそのまま使える具体的な活用例を紹介します。
目次
SEQUENCE関数の基本(最小限の説明だけ)
まずは構文から確認しておきましょう。
=SEQUENCE(行数, [列数], [開始値], [増分])
例:1から10までの連番を縦に並べる
とりあえず連番だけ出したいならこの形でOK。
列数、開始値、増分は省略できます!
=SEQUENCE(10)

例:100から始まる5列の横並び連番
横に広げたい場合はこんな書き方!
=SEQUENCE(1, 5, 100, 1)

ここまでは基本です。 次からは、実務で使えるシーンに特化して紹介します。
活用例①:今日から7日間の日付を自動で表示
=ARRAYFORMULA(TEXT(SEQUENCE(7, 1, TODAY(), 1), "yyyy/mm/dd"))
📌 できること
- 今日から始まる日付を1日ずつ自動表示
TEXT関数
で日付の表示形式も自由自在
月曜始まりのカレンダーや、日次処理のテンプレートにおすすめです。

活用例②:曜日付きで日付を並べる(シフト表にも)
=ARRAYFORMULA(TEXT(SEQUENCE(7, 1, TODAY(), 1),"yyyy/mm/dd(ddd)"))
📌 できること
- 「2025/06/20(金)」のように曜日付きで日付表示
- 週報・日報・シフト作成などに便利
ちょっと応用です。曜日つけることで見やすさ・分かりやすさが格段に上がります。

活用例③:5ずつ増える番号を作る(IDやラベル番号に)
=SEQUENCE(10, 1, 100, 5)
📌 できること
- 100、105、110… のように一定間隔の番号を自動生成
- 伝票番号、ラベル、請求書番号などにぴったり

活用例④:月初日を自動で並べる(月次処理の定番)
=ARRAYFORMULA(EOMONTH(TODAY(), SEQUENCE(6,1,0,1)) + 1)
📌 できること
- 今日の月を含む、次月以降6か月分の月初日を取得
- 月次の予定表や集計表のテンプレート化に便利

まとめ
SEQUENCE関数は、単なる連番作成だけでなく、
- 日付の自動生成
- 曜日付きのスケジュール作成
- 番号やIDの自動付番
といった実務のあらゆる場面で活用できる万能関数です。
特に ARRAYFORMULA
や TEXT関数
との組み合わせを覚えると、テンプレートの自動化や業務効率化に直結します。
ぜひ業務で活用して、作業時間をぐっと短縮しましょう!